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内視鏡的治療について

内視鏡的治療
内視鏡的治療とは内視鏡を使用して病気の部分を治療する事です。
今回は胃カメラ、大腸カメラにて行う治療についてご説明いたします。

ポリープ切除術止血術
異物除去静脈瘤治療

ポリープは食道、胃、十二指腸、小腸、大腸のどの部位にも出来る可能せいがあります。一般的に良く聞くのは「大腸ポリープを内視鏡で切除したよ!」だと思います。
統計的にも大腸のポリープを治療目的に切除する事が多くあります。
なぜ、大腸のポリープな内視鏡切除をするのか?
大腸以外にも検査をするとポリープが見つかる事があります。例えば胃のポリープも良く見つかりますが、ガン化しない良性のポリープが多く定期的に経過を観察します。
それに対して大腸のポリープは良性のポリープでも大きくなると一部に癌が混在していたり、小さいポリープの場合でもすでにガン化している事があるので、怪しいポリープは積極的に内視鏡的切除を行います。

ポリープは一般的にはイボの様な形と思っていますが、実は色々な形があります。
ポリープの種類

1.有茎性、亜有茎性ポリープの切除方法
ポリープの茎にスネアという電流を流す針金をかけて、電流を流して切り取ります。 切り取ったポリープ組織はできる限り回収し、病理検査にてポリープにがんが含まれていないか確認します。

有茎性、亜有茎性ポリープの切除方法
有茎性、亜有茎性ポリープの切除方法

2.無茎性ポリープの切除方法(内視鏡的粘膜切除術:EMR)
内視鏡的粘膜切除術(Endoscopic mucosal resection:EMR)は内視鏡を用いて筋層以下(粘膜下層の奥)に障害を与えずに、粘膜下層の深さで粘膜層を広く切除し、組織を回収する技術です。内視鏡の役割は患者さんのQOLの向上につながる低侵襲(ていしんしゅう)治療の実現のため、「広範囲の早期がんをより適確に、完全に、一括切除する」ことをめざしたEMRは、早期のがんに対し、従来の外科的治療に代わる新しい治療法として脚光をあびています。

EMRは開腹手術に比べ、患者さんの身体の負担が軽いため、今後も多いに期待される手技です。
同時にEMRの技術(器具や道具の開発)も改良・応用され、様々な病変の検査、処置・治療に、幅広く利用されていくことと考えられます。

無茎性ポリープの切除方法

3.無茎性ポリープの切除方法(内視鏡的粘膜下層剥離術:ESD)
早期がんに対して行われている内視鏡治療は、開腹手術に比べて入院日数が短期間ですみ、また患者さんへの負担も軽くできるため、従来の外科治療に代わる新しい治療法として注目されています。

内視鏡を使った治療法には、スネアと呼ばれる金属の輪を病変部に引っ掛け、高周波電流を流して切り取る方法(内視鏡的粘膜切除術;Endoscopic mucosal resection:EMR)や、最近では、専用の処置具を使ってより大きな病変を切り取る方法も行われるようになってきています。これは内視鏡的粘膜下層剥離(はくり)術(Endoscopic submucosal dissection: ESD)と呼ばれています。

EMRは、治療が比較的短時間ですみますが、一度に切り取ることができる病変が、スネアの大きさ(約2cm)までと制限があるのに対し、ESDでは専用の処置具を使い、より広範囲に病変を切り取ることが可能な治療法です。

切り取られた病変は、最終的に顕微鏡でその組織の様子が確認されます(病理検査)。

このように、ESDでは大きな病変もひとかたまりで取れ、また病理検査でのより正確な診断にも役立つと考えられています。

ESDに用いられる器具

無茎性ポリープの切除方法

出血を止める、これが止血です。内視鏡による止血には熱凝固による方法、クリップによる方法、薬剤による方法と大きくわけて3つの方法があります。
出血の大きさ、出血量、出血部位などを考慮して、最適な方法を選択することで止血を行います。

熱凝固による方法
高周波電流による止血法は、出血部にヒートプローブなどを使用して高周波凝固子をあて、高周波電流を流して、出血部位に集中して発生する熱により組織を凝固止血します。
ヒートクローブ

クリップによる方法
クリップ止血法は、直接出血している血管や粘膜をクリップで摘んで圧迫し、止血します。
高周波やレーザーという熱を使わずに、機械的な操作だけで止血する、より安全性の高い方法です。クリップには回転機能がついているものがあり、目的の部位に合わせてクリップの開脚方向を回転させることも可能になっています。
止血に用いられるクリップ

薬剤による止血法・薬剤局所止血法

薬剤局所注入法は、組織の固定や血管の収縮作用をおこす薬剤を、内視鏡下に出血部を確認しながら、注射して止血する方法です。
薬剤散布止血法は、出血粘膜表面に薬剤を塗布または散布して、その薬剤の薬理作用やコーティング作用によって止血します。

身体のなかにある異物を内視鏡で探し、鉗子(かんし)で取り出す技術です。排泄が困難、体内にあることで苦痛を伴う、または危険な物質がある場合などに行われます。
食道に刺さった魚の骨、子供が飲み込んでしまったコインやボタン電池を取り除くなど、内視鏡と鉗子を使って苦痛や危険から逃れることができます。

現在の治療法の中心は内視鏡による治療で、以下の2つの方法が行われています。

食道静脈瘤硬化療法(Endoscopic injection sclerotherapy : EIS)
食道静脈瘤の内視鏡的治療法として広く普及しているものです。内視鏡で静脈瘤を確認しながら、注射針と呼ばれる処置具を用いて硬化剤を注入して静脈瘤を固めてしまう方法です。

内視鏡的静脈瘤結紮(けっさつ)術
(Endoscopic variceal ligation : EVL)
食道静脈瘤を内視鏡で縛って取り去る方法です。
EISに比べると、患者さんにとっても侵襲(しんしゅう)が少なく、簡便で安全性に優れていますが、再発も多いとされています。最近ではEISとEVLのメリットを生かしながら両方を併用(へいよう)する事もあります。